PHP Tips [制御構造]

break

解説

breakは、「for」「while」「do~while」「foreach」「switch」の実行を終了します。 ※switchの場合は、switchのTipsを参照して下さい。 breakの後ろに数字を指定することも出来ます。 数字を指定すると、指定した数の階層を抜けます。 for文が2階層で構成されているケースを下記「breakの後ろに数字を指定する例」に示しますが、 この例では、内側のfor文の処理で$iが2より大きくなった時点で、内側と外側両方のfor文を抜 けます。

使用例1

<?php
    $maxValue = 10;
    
    for ($i = 0; $i < $maxValue; $i++) {
        if ($i > 3) {
            break;
        }
        echo $i . '<br />' . "\n";
    }
?>

処理結果

0 1 2 3 ※この例では、for文のループ継続条件式では変数「$i」が10以下の間処理を続けるようになって いますが、for文内のif文で、変数「$i」が3以上になったらfor文の処理から抜けるようにしてい るため、処理結果には0から3までが出力されます。

使用例2 : breakの後ろに数字を指定する例

<?php
    $maxValue = 10;
    
    for ($i = 0; $i < $maxValue; $i++) {
    
        for ($ix = 0; $ix < 3; $ix++) {
    
            if ($i > 2) {
                break 2;
            }
            echo $i . ' : ' . $ix . '<br />' . "\n";
        }
    }
?>

処理結果

0 : 0 0 : 1 0 : 2 1 : 0 1 : 1 1 : 2 2 : 0 2 : 1 2 : 2